借金を放置したらどうなる?消費者金融の催促と時効・差し押さえ裁判までの流れ

手元に資金が無く、借金の返済が難しいと、ついつい「もう知らん!」と放置したくなるものです。

消費者金融やカードローンからお金を借りて、返済をせずに放置をしていると、最終的にどうなるかご存知ですか?

スマホン
借金が消えてなくなる…とか?
ゴールドマン社長
それなら良いんだけど、現実はもっと厳しいよ

今回は、カードローンやキャッシングで作った借金を放置しておくとどうなるのか? という点について紹介します。

借金を放置すると20%以上の利子をつけられる

借金を放置すると『遅延損害金』という高い利子がついてしまいます。

通常、消費者金融や銀行カードローンの金利は法律で制限されています。

しかし、遅延損害金の場合、通常の金利よりも高く設定できます。一般的には遅延損害金の利息は20%となります。

借金の利息20%というのは、べらぼうに高い利率です。

仮にあなたが50万円の借金をしたとしましょう。

借金を返さないまま放置して、催促の電話や連絡も無視すると、消費者金融や銀行は遅延損害金の利息を設定します。

50万円に利息20%が付くと、1日あたり300円ほどの利息がつきます。

1ヶ月で約1万円、借金が増える計算になります。

カードローンやキャッシングの利息は複利計算ではなく、

借り入れ額(借入残高)×金利÷365(日)×借り入れ日数=利息

という計算式で算出されるため、まだマシではありますが、それでも利息20%は非常に重たいです。

100万円以上を借りると、法律により利息は15%以下になりますが、遅延損害金の利息がついてしまうと問答無用で20%になってしまいます。

利息が5%も上がるので、借金が見る見るうちに増えていきます。

ゴールドマン社長
50万円の借金を1年放置したら、借金が10万円も増えて60万円になるぞ
スマホン
何もしてないのに借金が増えていくなんて…利息って怖いね

催促の電話が自宅や職場に毎日かかってくる

借金の返済日を過ぎても、知らんぷりして借金を放置しておくと、当然、消費者金融や銀行から催促の電話が来ます。

もちろん、

「金返せ!」

なんて、ドラマで見るような暴力的な催促ではありません。

オペレーターが「返済が滞っていますが、何かありましたか?」と聞いてくるだけです。

そこで事情を話し、返済の遅れとなっている原因や事情を話して誠実に向き合えば、しつこく催促される事はありません。

しかし、電話に出なかったり、ひたすら無視をしていると、職場にも電話がかかってきます。

「賃金業法」という法律によって、消費者金融や銀行は無断で職場訪問や職場への連絡を行うことは禁じられています。

しかし、あまりにも連絡がつかない場合は、職場に電話をかけます。
(もちろん、消費者金融である事や借金の話は触れず、電話の取次を求めるだけです)

1社だけの借金なら、職場にかかってきても無視出来ますが、複数の会社から借金をしている場合、催促の電話が連続してかかってくる事も多いです。

さすがに何社も身元を隠して電話取次ぎを依頼すれば、借金をしていることは会社にバレてしまうでしょう。

なので、出来るだけ催促の電話には対応すべきです。

任意整理の記事でも書きましたが、この時点で催促の連絡を止めたい! というのであれば、弁護士に任意整理を依頼しましょう。

弁護士が『受任通知書』という書類を金融機関に送るので、その時点で金融機関は催促の連絡をすることが出来なくなります。

詳しくは下記の記事を参考にして下さい。

・借金を減らせる任意整理とは?仕組みからメリット・デメリットまで分かりやすく解説

スマホン
職場に借金がバレたら、やっぱりまずい?
ゴールドマン社長
会社の雰囲気にもよるけど、印象は良くないね。金にだらしない人=仕事が出来ないって見られるケースも多いから、職場には隠しておくのがベターだね

借金を踏み倒すなら5年の時効を待たなければならない

「どうせ借金を返せる当てもないし、踏み倒してやる!」

と思う人もいるでしょう。
しかし、借金の踏み倒しは可能なのでしょうか?

結論から言うと、借金の踏み倒しは可能です。

借金には時効が定められており、借入から5年間、一切の返済がなければ時効が成立し、借金そのものが無かった事になります。

ただし、消費者金融も踏み倒しはされたくありませんから、あの手この手で時効を引き伸ばしてきます。

お金を踏み倒したい側から見ると、踏み倒し妨害手段ですね。

その手法を紹介します。

催告書の送付で時効カウントがストップ

催告書とは『借金を返してくださいよ』という内容の書類です。
内容証明郵便という法的な根拠を持った郵送方法で送られてきます。

これが送られてくると、時効のカウントが6ヶ月ストップします。

例え住所を変更したり海外に逃げて住民票を抜いたとしても、郵送したという事実だけで時効ストップが成立してしまうので、この妨害から逃げることは出来ません。

大抵の金融機関は、時効直前に催告書の送付を行い、ストップしている間に次のステップである『差し押さえの為の裁判』に移行します。

訴状の提出によって時効カウントがストップ

金融機関が『差し押さえ』のために訴状を裁判所に提出すると、これまた時効ストップとなります。

これは裁判が終了するまでカウントがストップされます。
裁判は、ほぼ借りている側が敗訴しますから、差し押さえが決定します。

裁判で戦っても構いませんが、踏み倒すなら、のこのこ分の悪い裁判に出るのは悪手でしょう。

「差し押さえ」によって銀行口座や資産が没収されてしまうと「債務の承認(返済の意志がある)」とみなされ、時効のカウントが1からやり直しになってしまいます。

ただし、差し押さえる財産がなければ、カウントは再び動き始めます。

そうなると、金融機関が打てる手は「少額でもいいから返してくれ」と頼み込んで、「債務の承認(返済の意志がある)」によって時効カウントを進めないようにするしかありません。

最後は金融機関が折れて踏み倒しが成立する

差し押さえをしても何も取れない…という状況まで行き着くと、金融機関側が諦めて、不良債権として借金を回収する権利を手放すケースが多いです。

ここでようやく、自己破産無しで借金を踏み倒すことが出来ます。

こうして見ると、借金の時効はかなり厳しい条件をクリアしなければいけない事が分かりますね。

借金を踏み倒すと、当然ですが信用情報に傷がつきます。

一般的には、借金の返済を滞って90日ほどで信用情報に傷がつきます。そうなると、住宅ローンや新たな借入は出来なくなります。

どうせ信用情報が傷つくなら、任意整理をして借金を返済可能額まで減らしてもらうか、あるいは自己破産をして合法的に借金をリセットした方が楽ですよ。

任意整理に慣れた弁護士に頼めば、借金が半分になるケースもありますし、家計再生への強い手助けになります。

スマホン
家や車を手放したくないから、自己破産はちょっと出来ないよ!
スマホン
でも、借金がもう返せない額まで膨れ上がってしまった…

というケースでは、早めに弁護士に相談して、借金を整理しましょう。

債務整理の仕組みや、おすすめの弁護士事務所はこちらの記事で紹介しています。

・借金を減らせる任意整理とは?仕組みからメリット・デメリットまで分かりやすく解説

スマホン
借金をどこから借りたのか、いくら借りてるのか分からない!

という場合は、信用情報機関に問い合わせましょう。
詳しいやり方は、下記の記事にて紹介しています。

・借金を全部でいくら借りたか分からない・どこから借りたのか分からない時の解決法まとめ

自己破産ではなく借金を踏み倒すメリットとは?

借金を合法的にチャラに出来る自己破産ではなく、あえて踏み倒しを行うメリットはあるのでしょうか?

結論から言うと

『自己破産の面倒くさい手続きをしなくて良い』

『自己破産を弁護士に依頼する際の費用がかからない』

『武勇伝として自慢(?)できる』

といったところでしょうか。

しかし、これらのメリットを考えても、やはり任意整理か自己破産を選択した方が良いので、借金の踏み倒しはオススメ出来ません。

差し押さえられる物も、失うものも何もない!という強者のみ、借金の踏み倒しにチャレンジしてみましょう。

本当は、無理なくお金を返してスッキリ終わるのが一番なんですけどね。


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